カンボジアの著名な実業家が、カンボジア投資家公社(CIC)事件に関連して、不渡り小切手の発行と詐欺および総額数百万ドルに上るとされる横領の疑いで逮捕された。著名というのは、ごく一部に資力が収斂し、その多くが実業家を名乗るため、著名であるに過ぎない。
内務省国家警察総局刑事警察部:チェーヴ・ヴィボル副部長は25日(日曜日)、「容疑者は裁判所の逮捕状に基づき、24日(土)にプノンペンにある彼のコーヒーショップの一つで刑事部警察により逮捕された」と述べた。
同氏は、多くの人々からの告訴を受けて、不渡り小切手発行と詐欺の罪で容疑者が逮捕されたと述べた。
「彼は尋問とさらなる捜査のため刑事警察局に一時的に拘留されている」、「彼は(月曜日に)尋問のために法廷に送られるだろう」と同副部長は述べたが、事件はまだ捜査中であるため、事件に関する詳細は明らかにしなかった。
オクニャ(王室からの名誉称号)協会は25日、声明を発表し、「一部のソーシャルメディアアカウントが報じたり投稿したりしたように、容疑者はオクニャではなく、またその称号を与えられたこともないことを明らかにした」にしている。逆に言えば同協会の声明は、オクニャ称号を持つ実業家の逮捕が相次いでいるためである。
今年2月、容疑者は投資家らから最大9000万ドルを詐取したとして告発された。
CICの投資家の一人であり、メングリー・J・クアック・エデュケーションの取締役会長兼CEOのクアック・メングリー博士は3月に「回復基金が必要だ。この事件は調査されなければならない」と述べている。
この詐欺により、数百万ドルが失われ、多くの家族や生活が傷つけられた。」「私はCICに30万ドル近くを投資したが、他にも大勢の人がいて、中には100万ドル以上を投資した人もいる」と彼は語った。「この事件を無視すべきではない。刑事事件として捜査しなければならない。お金は苦労して稼いだものであり、責任者は法の裁きを受けなければならない」とも述べている。
CICのもう一人の投資家ケメラ・チャン氏は、同社が昨年6月以来利息を支払っておらず、この支払い不履行が彼女の家族に経済危機をもたらしたと語った。「金利はたったの1.2%と非常に低い。しかし、なぜCICは私の家族を騙したのか。法務省とフン・マネ首相に、解決策を見つける手助けをしてほしい」と彼女は語っている。
もちろん、この投資詐欺は加害者も被害者もいずれも富裕層であり、庶民層には本とんど関心がない。
掲載写真:Khmer Times掲載