国連食糧農業機関(FAO)によると、気候懸念とインドの輸出抑制の影響を受けて、国際コメ価格は昨年21%上昇したという。
「12月のFAO全米価格指数は11月の水準を1.6%上回った」と国連機関は1月5日(金)に発表した。
「インド相場はこの上昇を下支えし、一部のアジアのバイヤーによる購入や、インドの輸出制限とベトナムでの供給不足による輸出業者間の競争の減少を受けて上昇した。」「コメ指数によると、コメの国際価格は2023年に年間21パーセントの上昇を記録した。これは主にエルニーニョ現象によるコメ生産への影響とインドによる輸出制限の影響によるものである」と述べている。
だがカンボジアからの米の 1 キロ当たりの輸出価格は、過去 5 年間で着実に低下している。2021年の輸出価格は1kgあたり0.67米ドルで、2016年の価格に比べて1kgあたり0.14米ドル下落した。
このカンボジアの米輸出価格は下落傾向は今後数年間続く可能性が高く、推定輸出価格は 2023 年には 1 kg あたり 0.64 米ドル、2024 年には 1 kg あたり 0.62 米ドルとなるという。
2023年の米輸出は4億6,600万ドル
下の記事は、新華社電をKhmer Timesがそのまま掲載した記事に元づいています。
カンボジア米連盟(CRF)は5日(金)のニュースリリースで、カンボジアは2023年に65万6,323トンの精米を輸出し、前年比3%増加したと発表した。
ニュースリリースによると、この東南アジアの国は、同商品の輸出により前年比13%増の4億6,600万ドルの総収入を得たとされ、同国の米は61の国と地域に出荷されたと付け加えた。
中国は依然として同商品の最大の輸出先となっている。
ニュースリリースによると、同国が輸出した米の品種には、香り米、有機米、白米、パーボイル米、ジャポニカ米などが含まれていた。
掲載写真:カンボジア国営通信