コ・コン州 秘境:カルダモン山脈に新しいレンジャーステーション建設

環境省は、ココン州スマベイン地区にある南カルダモン山脈国立公園のチャイタヒン地区にレンジャーステーションを建設し、森林犯罪を減らし、レンジャーがパトロールを容易する計画がある。同カルダモン山地はカンボジア南西部を占める広大な熱帯森林帯で希少種の生息でも知られ、人跡未踏の地域も広大である。そのためここ20年以上、密猟や盗伐が絶えない地帯でもある。特に広大な森林帯の周辺部での違法行為が絶えない。

そこで同省は、違法行為の絶えない地域を監視するため、レンジャー部隊の主要基地、テント、駐車場、バスルーム、インフラ、エコツーリズム、保管のための基地建設のマスタープランが準備されているという。

10日に、同省はレンジャー基地建設の資金調達について話し合いを世界銀行としました。このレンジャー基地建設プロジェクトは、保護地域の管理を改善し、エコツーリズム開発の機会を促進し、密猟と盗伐の機会を防ぐことを目的としており、2021年9月10日に世界銀行からの融資を受けるため環境省は、建設現場と検査について話し合う会議を開催しました。資金の目途がつけば、早速マスタープランの実施に取り組む予定である。

ワイルドライフアライアンス(野生動物保護団体)は先週、カルダモンのパトロールが2つの違法製材所と3つのキャンプを解体し、26のチェーンソー、5つの自家製銃、1つのAK47と21の弾丸、3つの電気釣り道具を見つけて押収したと報告している。

掲載写真:カルダモン山中のレンジャー基地を結ぶ山岳道路。こうした道路は、プノンボコール、キリロム等以外、カンボジアの自然保護地域にはほとんど造られていない。画像:Khmer Times

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