カンボジア偽造委員会(CCCC)は4日、今年の全国的な取り締まりから製品を押収した後、ダンコア埋立地で500トン以上の違法薬物と偽造製品を破壊する、公開行事を開催する。今回破壊される偽造品には、約8トンの違法薬物と533トンの偽造品が含まれている。同公開行事は、Keut Rith法務大臣及び関連省庁の代表者が主宰する。
過去9か月間で600トン近くの違法薬物、医療、偽造品を押収
同委員会(CCCC)の10月の報告によると、過去9か月間に、全国的な取り締まり中に600トン近くの違法薬物、医療、偽造品を押収した。同委員会(CCCC)事務局長のTanSok Vichea中尉は、当局が154件の事件に取り組み、594.65トンの偽造品の押収につながったと述べている。押収物件の内訳には、新型コロナウイルス(COVID-19)関連12件、飲食品35件、化粧品29件、消費財20件、医薬品20件、たばこ19件を含む偽造医療製品38件が含まれている。また、これらの事件で13人が起訴され、20人が逮捕され、11件はまだ係争中であり、2件は投獄されている。
また2020年6月4日、CCCCは130トンを超える標準以下の偽造医薬品および偽造製品も破壊しました。2月と3月には、約110トンの偽造品と偽造品を焼却している。
偽物天国、市場での買い物に注意、「安かろう、嘘だろう」の世界
実に膨大な偽造品で命に関わる医療品の偽物であるから事は深刻で、カンボジアでは市場で偽造品が堂々と売られているのは、周知の事実である。宝飾品や時計、ブランド品の偽物は外国人格好客にもよく知られており、粗悪品も多く、薬すら薬効期限切れが多く「安かろう悪かろう」ではなく「安かろう嘘だろう」というのが常識で、どうしても購入したいなら地元の事情に詳しい地元民を知らなければ、安心して買い物もできない。
何しろ地元民自体がしょっちゅう騙されているのだから。
*掲載写真 押収偽造品の焼却ー公開行事ー 画像:Khmertimesより