環境省、水源を汚染している企業100社以上を特定

エアン・ソファレット環境大臣は、カンボジアの水源を汚染した責任が100社以上あることが判明し、深刻な汚染により罰金や閉鎖命令に直面している企業もあると明らかにした。

ソファレット氏は10日(火)にホテル・カンボジアナで開催された「水質汚染管理能力開発」プロジェクトの第2回合同調整委員会(JCC)会議後の記者会見で、環境違反者に対する環境省の取り締まり強化を強調した。

同氏は、軽微な汚染で有罪となった企業には廃水処理システムを設置するよう指示している一方、生物多様性の喪失や深刻な公衆衛生リスクなど重大な危害を引き起こした企業には重い罰則が科せられるか、閉鎖されると述べた。

同大臣は、政府が厳格な法執行に全力を尽くすと繰り返し述べ、違反者に対しては当局が断固たる措置を取る必要があると強調した。また、環境当局者の汚職にも警告を発し、職務を怠ったり、規制を逃れようとする企業から賄賂を受け取ったりした職員は、その職を解かれると強調した。

ソファレス氏の発言は、2月下旬に繰り返し違反行為を行った職員は解雇すると警告したことに続くものだ。同氏は、政府の第7期議会において、環境法を効果的に施行できない職員は、厳しい説明責任を問われることになると改めて明言した。

同大臣は、ある企業が最近、地元の水源に汚染された廃水を排出していたことが発覚したと明らかにした。環境省の職員が検査のために水のサンプルを採取したが、研究所での分析結果が出るまでに1週間近くかかった。その時点で、工場はすでに汚染レベルを管理しており、違反の証拠は事実上消し去られていたという。

掲載写真:環境省大臣 環境省の提供

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