無免許「医師」による治療後、女性が死亡

医師を名乗る無免許の男性が女性に投与した薬物と注射の混合物によって女性の死を引き起こした後、今日逮捕・拘留されている。

52歳のVorn Sreyという名前の男は、意図的な殺人、専門外の治療、および免許なしで非医療施設を開設した罪で起訴され、さらに彼は、シェムリアップ州アンコール チュム地区ダウン ペン 自治区に住む 31 歳の高血圧の女性:セン トレットを故意に殺害した罪で起訴となった。

事件は 8 月 9 日の午後 1 時、シェムリアップ州スヴァイレウ地区ボン メアレア 自治区トゥクレック村で発生した。被害者は高血圧を患っており、シェムリアップ州立病院から退院したようであると報じられている。その後、女性は、スヴァイレウ地区のベンメリアで診療所を経営する無免許の医師に診察を受けたという。750 ドルの医療料を支払らせられ、無免許医師の男性は彼女に 10 種類以上の薬のカクテルを注射したという。

女性は死亡後、容疑者は被害者の家族からの訴えで警察にを逮捕され、現在、拘留中であるという。

カンボジアの医療事情を知る者には、起こるべきして起こった事件で、事実、多くの無免許医師が診察、治療を行っている。また、免許があるかといって、下記のような医師養成の実態があるがゆえに起こり得る。

*下の記事をご参照ください。

無免許医師は田舎だからじゃない

これが、単に田舎で起こった事件ではない。プノンペン在住の台湾人や中国人のビジネスマンには常識に近い知識であるが、プノンペンの中華系病院(医院の看板にクメール語、漢字表記)の多くの医師が免許を持っていないと言われている。

クメール人医師だから安心できないのではなく、全体的に医療が安心できず、そのため中間層はベトナムへ、富裕層はタイの医療機関を頼るものが多い。但し、保険制度がほとんどないのだから、べらぼうに高い医療費を請求される。

在カンボジア日本人の方には海外旅行保険への加入をお勧めする。

掲載写真:Khmer Timesより

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