「日本政府 カンボジアをオミクロン株感染国に指定」の意味
気になるオミクロン株の感染状況ですが、本サイトの安全情報として「日本 カンボジアをオミクロン株指定国にー帰国者の規制強化ー」という記事をアップしました。これは在カンボジア日本大使館より在カンボジア日本人への配信メールを引用した記事です。要旨は、日本政府は2月2日にカンボジアをオミクロン株感染蔓延と指定し、カンボジアから帰国する入国検疫で検査機関の指定した施設で3日間の隔離生活に入ることを指示したものです。
2月2日の決定ですが、1日のカンボジアに於ける市中感染は公式発表で40症例、同じ日に日本は8万3528人の一日当たりの新規感染者を確認し、5日には一日あたり10万949人の新規感染者を確認しています。こうしたカンボジアと日本の一見かけ離れた状況、わずか一日当たり40人でオミクロン感染指定国というのは、本サイトも日本政府も同様に公式発表の数値を信頼せず、独自の情報分析に基づいた指定であるということでしょう。
*下の記事を参考に
オミクロン株の市中感染は急増中
ちなみに政府広報のKhmer Timesは「カンボジアは、2日連続でさらに3桁の新しいオミクロンの毎日の症例総数を記録しました。王国は、今日、コミュニティの毎日の新しい症例総数で過去最高を記録しました。」という出だしの記事を掲載し、「今日(6日)の公式の毎日の新しいCOVID症例の合計(PCRテストによって診断された)は111であり、すべてのオミクロン株であり、COVID症例の合計は121,773症例になりました。カンボジアは、95人の新規の市中感染と16の入国検疫の新規感染者」を確認したと報道しています。そして下のグラフを掲載しています。日本政府の帰国者への規制強化思考から3日目でカンボジアの一日あたりの感染者は急増中である。カンボジアのもはや隠しようがない感染状況を暗示しています。
こうなってくると、ここはカンボジアですから、トップダウンによる政策変更は常のことで「突然のコロナ対策の規制強化にご注意ください」となる。
掲載画像:イメージ 画像:Khmer Timesより