東部の自然保護区域、絶滅危惧種の尾長ザルが3000頭以上生息

カンボジアの保護地域には、3,000 頭以上の絶滅の危機に瀕しているジャーメインラングール (Trachypithecus geormaini 尾長ザルの一種:ハヌマンラングール)* の生息が確認され、環境保護活動家たちを喜ばせている。

*Wikipedia では、「ラングールはサンスクリット語で「痩せたサル」の意。ヒンディー語で「長い尻尾」の意[3]。全身は灰褐色の体毛で覆われる。顔や四肢の甲では黒い皮膚が露出している。四肢は細長い。」と記載されている。

*ハヌマン(ハヌマーン)は古代インド神話(『ラーマーヤナ』)に登場する神で、本種の形態がハヌマーンを連想させたのはと言われている。インドの生息地ではハヌマーンの神の使いと信じられており、古代インド神話によるハヌマーンの民間信仰は強くそれに伴い、本種は手厚く保護されている。生息地はインドから中国南部、東南アジア大陸部に分布している。

環境省大臣兼報道官:Neth Pheaktra 氏は、4日の夜にジャーメインラングールのカンボジアでの生息数に関する声明を発表した。

環境省によると、調査の結果、現在、3,000 頭以上のジャーマンラングールが生息している一方で、世界中の霊長類の数は約 50% 減少しているという。

同種のサルは、密林、半密林、沿岸のマングローブ林、浸水林で見られ、濃い灰色の毛皮で識別できます。生息地はケオ セイマ、ルンファット、スレ ポックなどの野生生物保護区など、カンボジアの東部地域に集中している。彼らは通常、セコン川やスレポックなどの川や小川の近くの森に定住している。

この種のサルは、主に果物で構成される食事のために種子散布者であり、消化されていない種子を糞便に通じてまき散らし、新しい森を形成する上で重要な役割を果たしている。こうした希少種が見つかったり、報道されると、お金のを連想する密猟者が増えるのでは、懸念がカンボジアではある。カンボジアに於いては民間信仰の力による保護意識は極めて低い。

掲載写真:Khmer Times

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