新処理施設でプノンペンへのきれいな水の供給を強化

ボン・トゥム浄水場の開設によって、カンボジアは国家飲料水水質基準を満たし、WHOガイドラインに準拠するための取り組みにおいて重要な節目となった。

この開発は、持続可能な開発目標6「2030年までにすべての人々に清潔な水と衛生を」を達成するという政府の取り組みに適合する取り組みである。

12月16日(月)、プノンペン水道公社(PPWSA)はボントゥム施設を正式にオープンし、プノンペン周辺地域での清潔な水へのアクセスを促進した。

この工場は1日当たり6,000立方メートルの生産能力があり、カンボル県のボン・トム、プラット・ラン、カンボルの各コミューンにまたがる10村の約3,000世帯に水を供給する予定である。

同新処理施設の開所式は、ヘム・ヴァンディ産業・科学技術・イノベーション大臣(MISTI)と日本の天川弘文国土交通副大臣が主宰した。

同プロジェクトは日本政府の資金提供を受け、PPWSAのカウンターパート基金からも支援を受けた。

ヴァンディ氏は、住民の日常的な水需要を満たすと同時に、地区の急成長する工業、サービス、ビジネス部門に不可欠なインフラをサポートするという二重の利点を強調した。

同大臣はまた、カンボジアと日本が水道分野で長年築いてきたパートナーシップを称賛し、これまでに31件の共同プロジェクトを実施してきたことを述べた。能力育成プログラムやインフラ整備を含むこれらの取り組みは、全国的に清潔な水へのアクセスを拡大する上で重要な役割を果たしてきた。ボン・トゥム浄水場は、カンポット州のマレック浄水場に続き、PPWSA が独自に調査、設計、建設した 2 番目のプロジェクトとなる。

プノンペン給水マスタープラン(2021~2030年)では、2030年までに1日あたり180万立方メートルの浄水需要を見込んでいる。ボン・トゥム浄水場の追加により、プノンペン水道公社の生産能力は1日あたり98万2,000立方メートルから98万8,000立方メートルに増加し、4,870キロメートルの給水ネットワークに支えられている。

掲載写真:ボン・トゥム浄水場の開設(プノンペン水道公社の提供)

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