カンボジア政府は、インド、パキスタン、ネパール、バングラデシュ、インドネシアの国民の入国を禁止したり、ビザの延長を認めなかったりしたという噂を否定する声明を発表した。
移民総局が最近出した声明は、ソーシャルメディア上で、移民警察が5カ国からの入国を拒否し、カンボジアへのビザ延長を拒否しているという噂が世論上で広がっていることを受けて出されたものである。
移民総局の副局長兼報道官であるソク・サムネア少将は、「移民総局は、これらの国からのいかなる外国人に対しても、カンボジアへの入国を禁止したり、ビザの延長を拒否したりする方針はない」と述べた。
しかし、カンボジアの移民法および2016年6月10日付の「非移民外国人のカンボジアへの入国、出国、滞在許可申請手続きに関する政令第123号」に基づき、法律で定められた条件を適切に満たしていない外国人に対しては、入国管理警察が入国を拒否したり、ビザを発給しなかったりすることができると同報道官は述べている。
同氏はさらに、渡航歴や渡航先が不明瞭、滞在中に自立できない、保証人がいないなどの条件が当てはまる外国人に対してカンボジアはビザ発給を拒否できると付け加えた。
一方、当局が、外国人が公共の秩序、道徳、社会、その他国家および国際の安全に影響を与える行為を行う、あるいは行ったと十分な理由がある場合、その外国人のガンボジアへの入国を禁止することができる、とも付け加えた。
掲載写真:不法入国者の国外追放 移民総局の提供