水資源気象省は、9つの州で乾期の米と混合作物を救うために水を汲み上げる介入を行い、合計2,863ヘクタールの耕作地を救った。
この介入は、フン・マネ首相のテレグラムチャンネルで発表された。
同省によると、コンポントム州では水汲み上げ作業が行われ、4か所が支援され、79ヘクタールが救われた。プレイベン州では、7か所が介入の恩恵を受け、1,171ヘクタールが救われた。スバイリエン州では2か所が支援され、50ヘクタールが救われた。カンダル州では、11か所が支援を受け、725ヘクタールが救われた。クラティエ州では1か所で作業が行われ、15ヘクタールが確保され、トボンクムム州では介入した1か所で160ヘクタールが救われた。コンポンチャム州では、2か所が支援され、61ヘクタールが救われた。カンポット州では、2か所が支援され、70ヘクタールが救われ、シェムリアップ州では、1か所が支援を受け、532ヘクタールが救われたという。
この介入によって、カンボジアが乾季のピークを迎え、多くの農家が農業生産を脅かす水不足に直面している時期の対策が行われたことになる。
先週、ポーサット州プノンクラヴァン地区ナック・トロヨエン村の開所ブン・ラニー・センチェイ・ダム開所式で演説したフン・マネ首相は、農業生産における水不足に取り組む政府の決意を再確認した。
首相は、乾季と雨季を通じて安定した水供給を確保するため、運河や貯水池などの灌漑インフラに州が多額の投資を行っていることを強調した。
「昨年、関係省庁が協力して水を汲み上げ、干ばつ被害を受けた約9万ヘクタールの水田を救った」と首相は述べ、「これは、農産物が余っているときでも、農民の生活を守る政府の責任を強調するものだ。」と説明した。
また首相は、「水不足に直面している地域を注意深く監視し、迅速に介入するよう各省庁や地方当局に要請し」、「農業と家庭用の両方で長期的な水へのアクセスを確保するため、貯水池や運河の追加を含む灌漑システムの拡張の重要性」を強調している。
掲載写真:ポーサット州ブン・ラニー・センチェイ・ダムの開所式 KhmerTimes