控訴裁判所、土地取引詐欺事件の評決を支持

10月11日、プノンペン控訴裁判所は、2018年に不動産実業家から10万ドル近くをだまし取ったとして下級裁判所から2年6か月の実刑を言い渡された「土地仲介業者(土地取引ブローカー)」の有罪判決を支持した。

ドゥッチ・ソクサリン裁判長は被告をプノンペン都クサック・カンダル地区ヴィヒアル・スオール自治区出身のソケン・ソッケン(46)と発表している。

裁判所文書によると、ソッケン氏は、2018年にプノンペン都ポルセンチェイ地区に住む不動産実業家で原告であるフォウン・ファラ氏と契約を結び、ヴィヒアル・スオール自治区に住む農民から350ヘクタールの土地を購入した。そのため2月10日、ファラ氏は被告ソッケンに9万8500ドルを支払った。

「しかし、金を受け取った後、彼は農民から土地を買うことも、契約どおりに原告に与える土地も得ることもできなかった。原告がお金の返還を要求したとき、ソッケンは逃亡し、今日まで返済していませんでした」とファラ氏は述べている。

その後、原告ファラ氏は2019年、ソッケン氏をカンダル州裁判所に告訴し、今年2月2日にソッケン氏は逮捕された。裁判所は3月29日、ソクチェン氏に懲役2年6か月を言い渡し、原告に9万8500ドルの損害賠償を支払うよう命じた。

被告ソッケンは、刑法第391条と第392条に基づく「背任」の罪で起訴され、第1審で実刑判決が言い渡された。

被告は第一審の判決を控訴したが、このほど控訴審は第一審の実刑判決を支持した。

カンボジアでは、こうした土地をめぐる詐欺事件が多い。特に外国人はこの種の土地取引には警戒が必要である。

掲載写真:Khmer Times

 

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