脱走中国人8人、地元タクシー運転手がコ・コン州で逮捕
28日(土曜日)、封鎖隔離中のプノンペン都ローズコンドミニアム(サービスアパートメント)を脱走した中国人男性7人、中国人女性1人、8人の脱走者を乗せたタクシー運転手:カンボジア人2人がコ・コン州で逮捕されました。
コ・コン州のKiri Sakor地区の副知事:TuonEuv Tisi氏は、同州に入るすべての交通の検問所で身分証明書を提示できなかったため、警察から呼ばれ、逮捕に至った。
警察の尋問でタクシー運転手2人がプノンペン都ローズコンドミニアムで中国人を迎えに行ったことを自白した。逮捕された10人が裁判所に送致される前にPhnhi Meas区KohKong Health Centerで14日間隔離されるという。こりゃ、罰金と国外追放でしょう。
何とも迷惑な奴らで、カンボジア=中国の友好とされを壊そうとする欧米系勢力と陰謀論を持ち出しながら、カンボジアのコロナ対策をぬるい、緩いと批判し、一方で悪いのは一部の中国人とプノンペンの中国人は言っていると記述した人民日報に姉妹版「環境時報」をもう一度読み返ししたくなった。
なんで脱走できたの?
それにしても脱走する中国人8人、目立つはずなのに封鎖中の建物に迎えに行った地元運転手、さらにローズコンドミニアム(サービスアパートメント)の従業員や封鎖箇所に立つ警察官は何をしていたのか、ずぶずぶじゃないか。「環境時報」の緩い規制批判や指摘もあながち嘘じゃない。それ以上に、警察発表丸飲み、垂れ流しの地元メディア、「封鎖場所」から脱走、封鎖自体がどうなっているの?という追及はメディアの使命と責任でしょうに、何等記述がない。
一方、約100人の出稼ぎ労働者がタイから不法帰国で逮捕
検疫逃れでバッタンバン州のモンルッセイ地区の故郷に戻るため、約100人の移民労働者がカンボジアとタイの国境を越えて不法に逮捕された、2日のニュースで報道された。
Mong Russei地区長のTep Horn氏は、国境地域から92人の不法移民労働者が彼の地区に到着したが、そのほとんどが検疫センターから逃れるためパイリン州の国境を越えていると地元メディアに語ったという。
バッタンバン州副知事のSeurm Bun Rithyは、12月21日から2月28日まで、タイのサムットサーコーンからバッタンバンへの国境を通ってカンボジアに戻る出稼ぎ労働者の数が10,000人近くに増え、そのうち6,095人が隔離されたと述べた、という。では、残り4000人は?定かでない。
*掲載写真:カンボジアでは悪質なのは、顔を晒される。 画像:Khmer Times