コンポンスプー州裁判所は昨日、実業家の恋人を殴打し監禁したとして、国防省の高官に尋問のための召喚状を出した。
カイ・サンファース副検察官が発行した召喚状によれば、訴えられた容疑者は、プノンペンに住む国防省・総司令部開発部・副所長:ソイ・チャンソン少将(45歳)である。被害者である原告は、プノンペンに住む建設会社の所有者であるDuong Hemalis(41歳)である。
被害者の訴状によると、チャンソン少将は刑法第218条および第253条に基づき、「状況を悪化させ、違法な監禁を伴う意図的な暴力行為」の疑いがあるとされている。
容疑者ソイ・チャンソン少将(45歳)は被害者である原告のドン・へマリス Duong Hemalis(41歳)と恋人関係にあり、1月22日午前10時30分に二人はチャンソンの車でカンダル州タクマウ市に旅行した。そのドライブ中に二人は口論し、チャンソン少将は彼女を殴打し、口、頭、顔に重傷を負わせた、と訴えた。被害者によれば、「彼は怒って、残酷で、暴力的な男です。彼は私を動物のように殴った」、「彼はまた、ピストルを抜いて、私を撃ち、両足を骨折し、私を殺すと脅した」その後、「容疑者はコンポンスプー州の同僚の家に私を閉じ込めた」とへマリスは述べている。
その後ヘマリス氏は、治療のためにプノンペンの私立クリニックに連れて行かれた時、何時間も不法に監禁された後に同じ夜の午後7時に警察に救助された、という。
被害者へマリスは1月24日、コンポンスプー地方裁判所でチャンソン少将を相手取って訴訟を起こし、「この事件で正義を見つけるために、私は容疑者を逮捕して裁判にかけるよう要請します。私は彼に200万ドルの補償を要求する」と述べた。
この事件、痴情関係のもつれとはいえ、暴行、監禁、さらに銃器をいとも簡単に使う傷害事件である。被害者が実業家であるがゆえに訴えられて公になった感がある。
*掲載写真:尋問のための召喚状が出された暴行・監禁の容疑者ソイ・チャンソン少将(45歳)
画像:Khmer Timesより。