国務長官および外務国際協力省の報道官：コイ・クオン氏は、カンボジア政府がアフガニスタン難民を受け入れるという決定は人道的原則に基づいていると述べた。フンセン首相が最近、カンボジアが第三国に亡命する前に一時的に王国に滞在する約300人のアフガニスタン難民を受け入れると発表した後、報道官は明確にした。
法務省・報道官 アフガニスタン難民を受け入れないと西側諸国を激しく非難
法務省の高官は、アフガニスタン難民を受け入れなかったとして、人権と民主主義の擁護者として知られる西側の国を激しく非難したという。
同報道官は、アフガニスタン難民は一時的に他の国々に受け入れられ、彼らに亡命を許可するために第三国からの承認を待っていると述べた。「彼ら西側諸国はどのような民主主義と人権の擁護者であるか」と非難しているという。
カンボジア政府法務省：報道官の発言はいったいどこに、誰に向けられたものなのであろうか。英字紙メディアを通じて世界に向けた者なら、失笑ものの言わずもがな発言である。この発言記事は結果としてフンセン首相や外務省の人道的措置を貶めているに過ぎない。
かつて欧米だけでなく日本もカンボジア難民を受け入れたのを忘れたか
ならば、国内向けか中国向けの忖度発言に過ぎない。カンボジア国内の人権批判に神経質に反応するカンボジア政府だが、この法務省報道官は大事な歴史的事実を忘れている。
カンボジアのポルポト政権崩壊後、タイ国境に沿ってあったカンボジア難民キャンㇷ゚の人々を受け入れたのは報道官の言う西側諸国、その一つである日本も難民キャンプに政府職員を派遣し難民の希望を聞いて日本も多くの難民を受け入れている。その後帰国し実業家として成功したり現政権党に地位を占める者もいる。ポルポト派支配の住民難民たちもベトナムどころか、中国に行きたいという者は一人もいなかった。
アフガニスタン難民もまた現在、受け入れ国は調整中に過ぎない。受け入れないのではなく行きたくない国が世界にあるのである。明るいニュースが、途端に不快なニュースでケチが付いた感がある。
