ハンガリー外相関連、在タイハンガリー外交官の感染を確認
タイ保健省は10日、外交官のハンガリー人男性(53)が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。
男性は、3日に訪タイした際に新型コロナ感染が判明したシーヤールトー・ペーテル・ハンガリー外務貿易相とタイ国内で接触しており、外相から感染した可能性が高いとみられている。3日からバンコク都内の自宅で隔離に入り、9日の検査で陽性となった。無症状だという。
シーヤールトー外相はタイ入国時に検査を受け、結果を待たずにバンコク都内に移動。その後、陽性と診断され、外相会談など日程を全てキャンセルし、4日、プライベートジェットで帰国した。一方、先にカンボジアを外交団を引きいて訪問したハンガリー外相、その接触者であるカンボジア側のボディーガード、政府高官2名、在カンボジア・ベトナムハンガリー大使の4人の新型コロナ感染が確認されている。これで同外相関連の感染者は外相を含め6人となった。
タイ 国内感染はここ半年終息しているはずだが
日本でタイ人の入国検疫で感染者を確認
10日までに報告があったタイ国内の新型コロナ感染者数は累計3844人で、このうち60人が死亡している。過去半年以上、報告があった感染者のほとんどは隔離中のタイ人帰国者、外国人入国者で、国内感染はほぼ収束したとされている。だが、タイから日本の空港に到着した乗客が空港検疫で新型コロナ陽性となった例が9月1日以降11人あり、タイ政府・保健省が正確な感染状況を把握していないという指摘や批判がある。
参照:関連記事 下記の文①~④をクリックしてください。記事は新着順、
① ハンガリー外交団の訪問以来、1,166人が新型コロナ(COVID-19)の検査を続行中
② カンボジア政府高官2名、在カンボジアハンガリー大使の感染を確認