北部のメコン川沿いに水生研究センターを開設

カンボジアは、北東部ストゥントレン州にメコン川上流域の水産動物生産研究センターを開設した、と農林水産省が5日(木)に発表した。

世界銀行の融資と政府からの資金提供された175万ドルの費用でのセンター建設は、セサン地区の10haの区画にセンターの建設は2020年10月に開始され、 2021 年 9 月完了したという。ここにセンターがようやく稼働することとなった。

10日の開所式で、Veng Sakhon農林水産大臣は、「センターは国の北東部で水産養殖を発展させるために不可欠であると述べました。同センターは、魚の養殖や水産養殖を通じて地元市場や輸出市場に供給することで、食料安全保障を確保する上で重要な役割を果たすだろう」と述べた。

世界銀行のカンボジア担当マネージャー:Maryam Salim氏は、このセンターはメコン川上流に拠点を置くカンボジア初の地域研究および孵化センターであるとその意義を述べている。

「センターは年間 300 万匹の稚魚を生産し、養殖業者により良いサービスを提供します」、「さらに、このセンターは、価値の高い魚種に関する国内外の研究者にとって、重要な研究およびイノベーションの拠点にもなります。」

政府の漁業局・局長であるポム・ソーサ氏は、センターには24の池があり、そのうち1つは大きな貯水池、12の稚魚の池、4つの魚の肥育池、6つの繁殖池、1つの廃水処理池を含む.また、管理、研究および実験室、水産養殖、訓練、魚の繁殖、孵化場および飼育のための施設もあるという。

このニュース、読む者にはようやく、やっとと思う人も多いと思うが、カンボジアの近代化には大きな進歩である。農業に続き内陸河川漁業の近代化に政府が眼を向けたことを示している。カンボジアでは、漁業は農業よりも低く見られており、カンボジアの貧しさは農民、漁民の貧しさに由来する。

掲載画像:イメージ 画像:Khmer Timesより

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