内務省監察局長 刑務所の定期検査を呼びかけ 麻薬持ち込みも判明

内務省の高官は全国の刑務所当局に対し、国家の安全を守るために受刑者や施設を定期的に検査するよう指示した。

これは、刑務官が囚人と共謀した疑いのある、下掲の記事「囚人の麻薬王強奪事件」を受けてのことであろう。

なおこの事件、国外逃亡したトルコ、カンボジア人の3人は依然、逮捕されていない。

内務省監察局長チョーン・サナート氏は9月6日、治安や公共の混乱につながる可能性があるため、受刑者が犯罪行為、特にテクノロジー犯罪に関与することを防ぐよう刑務所職員に警告したと述べた。

定期的な検査は、刑務所職員が受刑者が外界と通信するために携帯電話にアクセスしていないか、情報技術を利用して詐欺を犯していないかを把握するのに役立つ。

上記の警告、「テクノロジー犯罪」となると、まるでカンボジアの刑務所もフィリピンの刑務所なみにお金さえだせば優雅な暮らしができて、強盗指示やオンライン詐欺も可能なのか?とさえ思ってしまう。どうやら、カンボジア版ルフィーやキムの登場も近そうである。

内務省監察局長:サナス氏は関係当局に対し、受刑者が釈放された際に地域社会に溶け込めるよう、リハビリテーションや受刑者向けの職業訓練プログラムを導入することで矯正センターを改善するよう求めた。

同氏は、警察官に対し、透明性を保ち、リーダーシップスキルの開発に注力するよう促しながら、国の法執行法への理解を高めるよう指示し、また内務省高官に対し、優秀な将校に報いる奨励政策を導入し、汚職や被拘禁者から賄賂を受け取る将校に対して厳しい措置を講じるよう命じたという。

刑務所職員の無能さのため、あるいは職員が被拘禁者の親族から賄賂を受け取った後、受刑者が麻薬を刑務所に持ち込むことができることが判明した」と同氏は指摘している。

カンボジアには、内務省刑務所総局の報告書によると、国内のさまざまな矯正施設には45,000人以上の囚人がいる。

掲載写真:Khmer Tomes

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