内務省 容疑者を釈放した市警察署長が交代

内務省は31日(木)、容疑者4人を無許可で釈放したコンポンスプー州チャバルモン市警察の署長を、プノンペン市警察の警察官に交代させた。チャバルモン市警察の元署長サマン・パニー中佐は、その後降格され、コンポンスプー州警察本部付に異動となった。同省は、プノンペン市警察のミエンチェイ地区副署長であるユオン・サンガ中佐をコンポンスプー州警察のチュバルモン市の署長に新たに任命した。

同省は、チャバルモン市警察の元署長ファニー氏が重大な犯罪を犯し、警察規律に違反したため、同氏を中佐から少佐に降格し、国家警察のすべての役職から解任したという。コンポンスプー州警察のニム・サブス副参謀長は国内メディアに対しファニー氏は12月27日にサル・ソカ内務大臣によってチュバールモン市署長に昇進したと語った。

内務省は、ファニー氏の解任理由について地区署長に任命される前、当時チャバルモン市警察の副署長として犯罪捜査班を担当していたファニー氏が、上司に報告することなく容疑者4人を警察の拘留所から勝手に釈放した。また容疑者4人は2023年5月に農民を襲撃し重傷を負わせて逃走する暴力犯罪に関与した疑いで逮捕されていたと述べている。

農民は事件への介入を求めてチャバルモン市警察に行き、その後地区警察は同グループを逮捕して尋問した。農民の訴えを無視した行為として解任したという。

掲載写真:新署長:31日に新著長に赴任したヨン・サンガ氏

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