値上がりの季節(とき)、オルセイマーケットで350人超の商人が抗議

世界的なインフレは、カンボジアではガソリン価格の値上がりで始まったが、庶民生活に欠かせない市場での商品の値上がり、さらには売り手も圧迫する市場使用料の値上げで再び消費者に転嫁される値上げとなる懸念が高まっている。また、在カンボジアの日本人も主たる収入が円の場合、日銀の放置策で急激に円安が進み、実際のレート以上の生活感覚で1ドル=140円を超え、これでは3割以上の収入減少となって円に頼る在留邦人の生活の圧迫は眼に目に見えてきた。

プノンペンのオルセーマーケットの350人以上の商人が抗議し、Covid-19が広がり続ける中、市場管理者に危機に直面している生活費を削減するために店舗や屋台の賃貸価格を下げるよう要求した。

抗議行動は20日の朝と午後に市場の前で行われ、18日(月)に市場管理者が新しい期間の市場での屋台の賃貸料の支払いを屋台所有者に通知した値上げに対しての抗議行動である。

同マーケットの管理・経営陣は、2021年1月1日から2040年12月31日までの20年間の新期間の賃貸料金と2023年7月15日から10月15日までの新期間に賃貸・市場使用料料金を支払うように商人に通知した。

通知の内容は、各タイプの店舗・屋台の使用場所賃貸の価格表を提示では、。ストール(店の場所)タイプ「A」の場合、1ストールのコストは3,630ドル、タイプ「B」のコストは3,146ドル、タイプ「C」のコストは2,662ドルです。また、これとは別にタイプ「D」の価格は$ 2,178で、タイプ「F」の価格は$2,178でとなっている。

本屋を開く場所を借りているSuy Serey Leakenaは20 日、市場マネージャーが屋台の価格を高くしすぎないようにするために350人から400人の抗議者が集まったという。

この問題に関して、市役所・報道官:Met Meas Pheakdey氏は、「商人の2つ要求は、商人を組織し調整するために市場委員会に委ねられている」と国内メディアに応えている。

抗議者たちの要求は、

1つは、以前の価格と異なる50%を超えて屋台の価格を上げないこと。

2つ目は、2023年1月からの屋台の価格を支払うこと。

の2点である。

掲載画像:オルセーマーケット 画像:Khmer Timesより

 

 

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