今年10カ月のデング熱、昨年の7倍に 発症では早めの治療

保健省の国家デング熱制御プログラム (NDCP) のディレクター: Leang Rithea 氏は、1 月から 10 月までに 9,482 例のデング熱が発生したと述べました。そのうち、16人の死亡が記録され、昨年の同時期の1,406件の症例と3人の死亡と比較して7倍近く増加している。

*これらの数値は、あくまで病院からの届け出による統計数値で実際はその数倍の症例数であったと思われる。

同氏は、デング熱のリスクが高い州には、首都だけでなく、バ​​ンテアイメンチェイ、カンポンスプー、プレイベン、シェムリアップ、タケオ、ポーサット、トゥボンクムム州が含まれると述べている。今年のデング熱の症例数の増加は、天候や降雨などの気候変動要因によるものであり、5 年ごとに発生するデング熱流行サイクルの 3 年目であると述べている。

また、デング熱の発生率は昨年よりも高くなっていますが、各州が状況をうまく制御できているため、今のところ心配する必要はないとも述べている。

カンボジアでのデング熱を地元の人々は「子どもの病気」と捉えており、多くの人が一生の間に最大3度は罹患するという。つまり一度のデング熱で免疫ができても蚊を媒介するデング熱ウイルスは3種類あるというのが地元民の常識である。デング熱症例は急速に40度C近くの発熱になるが、早めに病院へ行き、治療すれば死には至らない病気である。デング熱では、病気を甘く見て、市販薬で我慢して市に到る日本人は東南アジアでは毎年のように出ている。ご注意が必要で、お子さんが2-3時間程度で39度を超えるような発熱の場合は先ずは病院へ、が鉄則です。カンボジアに住めば、罹るかどうかは、運次第です。

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