
3日(木)に発表された公式報告書によると、カンボジアでは2025年上半期に同国の象徴的なアンコール遺跡公園を訪れる中国人観光客の数が著しく増加した。
国営アンコール・エンタープライズの報告によると、1月から6月の間に合計4万7571人の中国人観光客がユネスコ世界遺産に登録されているこの遺跡を訪れ、昨年の同時期と比べて25%増加した。
同報告書は、中国は引き続き米国、英国、フランスに次いで、アンコールを訪れる国際観光客の第4位の国であると付け加えた。
報告によると、今年上半期に171カ国・地域から計56万7673人の外国人がこの古都公園を訪れ、チケット販売による総収入は2630万ドルに達した。
プノンペン王立大学国際問題・公共政策研究所の講師トン・メンダビッド氏は、2025年がカンボジア・中国観光年に指定されており、アンコール遺跡群への中国人観光客が大幅に増加すると予想されると述べた。
同氏は新華社に対し、「この増加は、二国間協力の強化、プロモーションキャンペーン、直行便や団体ツアーパッケージによるアクセスの向上によって推進される可能性が高い」と語った。
シェムリアップ州北西部に位置する401平方キロメートルのアンコール遺跡公園は、カンボジアで最も人気のある観光地で、9世紀から13世紀にかけて建造された91の古代寺院が集まっている。
上記の記事は中国国営通信:新華社の報道によるものだが、同報道は中国政府がアンコール遺跡観光を解禁されたことを物語っている。が、コロナ禍以前の中国人観光客数には及んでいない。
掲載写真:イメージ 中国国営通信:新華社

