中国製ワクチン接種 11000人超になる その内訳は軍が8,894人
Lt Gen Hun Manet getting his Sinopharm injection at the Calmette Hospital yesterday.. KT/Khem Sovannara

保健省の権限、軍には及ばないようだ

保健省は2月17日、2月10日から16日まで、3,219人のボランティア(これは医療従事者か、定かではない)のうち合計2,611人が予防接種を受け、608人が既存の健康状態のために予防接種ができなかった発表した。同時期に、国防省では合計8,894人の職員が予防接種を受けた、という。この報道を見るに典型的な縦割り行政で、ワクチン接種も保健省の権限は国防省に及ばないようだ

出稼ぎ労働者のワクチン接種はタイ任せになるだろう

一方、国際移民機構(IOM)カンボジアは、すべての政府に対し、国のCovid-19ワクチン接種計画に移民労働者を含めるよう要請した。一方、保健省は、タイとベトナムに隣接する州にワクチン接種を優先したことはしたが、選択した優先グループのみを対象としている。要は出稼ぎ労働者に接する医療従事者のみである。

18日現在、中国からの寄贈ワクチン確保は149,000人

保健省・報道官:Or Vandineは、2月17日、中国から寄贈されたシノファーム Sinopharmワクチンの30万回分が約149,500人をカバーすると述べおり、先ずは絶対数が足りない。保険省は、州の優先グループにワクチンを届ける前に、予防接種計画を準備している段階である。

一方プノンペン・タイ大使館は2月17日、タイは2月から5月に優先グループの予防接種の第1段階を開始し、6月頃から年末まで第2段階を開始すると発表した。現在、タイでは100万人以上のカンボジア人移民が働いている。タイの最優先グループは最前線の医療従事者で構成され、次に全国でリスクの高い労働者に続きます。「タイのワクチン接種展開に関する戦略案は、国籍に関係なく、自主的に、リスクに基づいて接種を優先している」と述べているように、出稼ぎ労働者へのワクチン接種は実際にはタイ任せになるだろう。

おすすめの記事