中国国内メディア:チャイナデリーは、「中国国務院長と王毅外相は土曜日、同国はカンボジアのニーズに応じてワクチン支援を提供し続け、カンボジアがワクチン充填工場(生産センター)を建設するのを支援する」と述べたと、報道した。
同発言は王毅外相が、中国東部の浙江省の安治で中国訪問中のカンボジア副首相兼外相プラク・ソコンと会談したときに発言したという。
王毅外相は「カンボジアを中国の友人であり包括的な戦略的パートナーとして称賛し、中国は高速道路や空港などの主要プロジェクトで着実に協力を進め、デジタル経済協力を促進し、より多くの生計プロジェクトを実施する用意がある」と述べている。
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ソコン外相は「COVID-19の流行に対するカンボジアの戦いを支援してくれた中国に感謝し、カンボジアはグローバル開発イニシアチブと中国が提案したグローバルデータセキュリティイニシアチブを非常に重要視し、支援している」と答えたという。
またソコン外相は「カンボジアは、中国が2022年冬季オリンピックの成功を望んでおり、両国間の実際的な協力を深めることを望んでいる」とは述べたという。まさに中国へのリップサービスである。
国内メディアが報道に先んじて中国系メディアが報道
これも中国の進める「一路一帯」の実現化の一つで、カンボジア国内メディアが報道する前に中国系メディアが先んじて報道しているところがミソで、いっそう中国の「一路一帯」のメディア戦略のプロパガンダ(宣伝工作)が盛んになるであろう。
掲載画像:チャイナデリーより