中国国務委員兼公安大臣の王暁紅氏は4月29日(土)、カンボジアの副首相兼内務大臣のサーケン氏とともに、中国とカンボジアの間の法執行協力年活動の総括会議の共同議長を務めたと、中国訪問中のサーケン副大臣兼内務大臣の動向について中国政府の公式報道「新華社」が報道し、それをKhmer Timesが転載している。
カンボジア、中国両国の指導者が達した重要なコンセンサスの指導の下、王外相は、「中国とカンボジアの法執行部門は、法執行協力の年活動において目覚ましい成果を上げ、貴重な経験を蓄積した」と述べた。また王外相は「中国はカンボジアと協力して、両国首脳の重要なコンセンサスを忠実に実行し、政治的安全保障上のリスクを防止するための協力をさらに深め、法執行能力の構築における協力を強化し、両国と両国民により良い利益をもたらすことを望んでいる」と述べた。「このようにして、新しい時代の未来を共有する中国・カンボジア共同体の構築により大きな貢献をします。」と説明している。
副大臣兼内務大臣:サー・ケン氏は、「法執行協力年活動の成果を高く評価する一方で、カンボジアは中国と協力して両国の指導者の重要なコンセンサスを実施し、両国間の法執行安全保障における実際的な協力を継続的に深めていきたい」と述べた。
なお、王毅外相とサーケン副大臣は、中国とカンボジアの間の法執行協力の年活動を引き続き促進するための作業計画に共同で署名した。
先ずは、カンボジア・中国の治安面での協力は当然であり、なかでもカンボジアを悩ませ、その評判を落としている中国マフィアの跋扈(ばっこ)対策である。だが、異論を強権で押さえる中国並みの言論統制国家にならないことを願ってしまう。
掲載写真:Khmer Times