不登校の悲劇 授業をサボりと親に叱られた生徒が橋から身を投げる

27日、13歳の少女が、学校を怠けたと家族から叱られた後、プノンペンのクロイ・チャンバール橋から飛び降り自殺した。

この悲劇は、12月27日午後2時20分、プノンペン都クロイ・チャンバール地区クロイ・チャンバール区のクロイ・チャンバール橋で発生した。

中学2年の13歳の女子生徒:ロム・チンチンさんはバイクで橋まで運転した後、橋から飛び降りて死亡した。

橋上には、彼女の靴とリュックサック、学生証を残されていた両親によると、子供が飛び降り自殺する前に、学校の先生から子供がきちんと学校に行っていないと連絡があり、両親は子供が学校をさぼってきちんと勉強していないと叱ったという。

こうした不登校生徒の自殺はカンボジアでは長く稀であったため、親も対応を誤ったようである。

近年のカンボジアの学校では、以前から続く盗難、さらにいじめ事件、非行生徒の対生徒や教員への暴行沙汰、「荒れる教室」が各地の学校で発生するようになり、警察の指導で一応、荒れる教室は収まっているが、年長の生徒からの苛めやお金せびりなどの問題が起こっており、また非行生徒グループ間の暴力事件では警察から摘発されるケースも増えて来た。ここに来て、カンボジアでも不登校生徒の問題が認知されるような事件となった。

掲載写真:嘆く母親 プノンペン警察の提供

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