一転、外出禁止令の延長なし フンセン首相の決定でプノンペン知事、前言撤回
File photo of Phnom Penh authorities applying immediate action during the 21 days of curfew in capital. Police

フン・セン首相は昨日、「Covid-19の蔓延を防ぎ、戦うための対策を強化するキャンペーン」を21日に終了することを決定し、首都や州の政府に対し、引き続き実際的な健康対策を実施するよう助言した。

Prime Minister Hun Sen addresses the nation via TVK on Saturday in his office. KT/Khem Sovannara

上記の報道記事がKhmer Timesの記事に出るや、早速昨晩プノンペン知事は地元メディア:フレッシュニュースに「夜間の外出禁止令を延長しない」と語り、それをその後、何等解説無しにKhmer Timesは19日夜に報道する。言わば、同紙のメディアは端無くも矛盾する記事を報道した。英語紙のPhnom Penh Post は、そうした18日夜の都知事の発言記事がないだけでなく、19日のKhmer Timesのようなプノンペン市民生活に具体的に関わる記事が全く報道されていないのが、19日ー20日、これは先見の明というよりは、そもそもニュースソースがないからであろう。

そして20日午前に記事に19日の記事に対する辻褄合わせの記事が出た。

フン・セン首相は昨日、「Covid-19の蔓延を防ぎ、戦うための対策を強化するキャンペーン」を21日後に終了することを決定したが、首都州政府に対し、引き続き実際的な健康対策を実施するよう助言した。記事は「首相の夜間外出禁止令:集会及びリスクの高い企業の禁止は続いている」という見出しで、

フン・セン首相は昨日、「Covid-19の蔓延を防ぎ、戦うための対策を強化するキャンペーン」を21日後に終了することを決定したが、首都州政府に対し、引き続き実際的な健康対策を実施するよう助言した。

フンセン氏は声明のなかで、過去21日間、全国でCovid-19の予防と管理措置を強化する取り組みが順調に進み、デルタ変異体の市中での大規模な伝染病の発生に対し前向きな結果を達成し、拡散の管理と遅延に役立ったため、政府はキャンペーンを終了することを決定したと述べたという。

フンセン首相の声明を受け、その後「プノンペン市役所は昨日、コミュニティでのCovid-19およびDeltaバリアント感染の蔓延を防ぐために、過去21日間に課された夜間外出禁止令を終了しました。しかし、プノンペン:クオン・ス・レン知事は、当局は夜間外出禁止令を終了しただけであり、リスクの高い事業の停止や15人以上の集会の禁止などの他の措置は引き続き実施されている。」と発言している。同趣旨をそれも外国人にとってはマイナーなフレッシュ・ニュースに、18日にはKhmer Timesに語っていたのだが…。

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