ワクチン未接種の海外旅行者の検疫要件を廃止へ

カンボジアは7月8日に、ワクチン未接種または完全にワクチン接種されていないインバウンドの海外旅行者の検疫要件を解除するが、到着時に迅速抗原検査を受けることを要求すると述べた。同決定は7月11日から発効する、と保健大臣のMamBunhengは声明で述べた。

「迅速抗原検査の結果が陰性の場合、彼/彼女は検疫義務を遵守せずにそれぞれの家または目的地に旅行することを許可されます」

「検査結果が陽性であることが判明したが、患者の症状が軽度である場合、彼/彼女は自宅で自己隔離治療を受けることができます」と同大臣:Bunhengは述べている。

しかし、「重度の症状を伴う陽性の患者については、認可されたCOVID-19病院で治療を受けなければならない」、また「ワクチン未接種または完全にワクチン接種されていない外国人旅行者は、迅速抗原検査のために5ドルを支払う必要がある」とも述べている。

彼はまた、ワクチン未接種または完全にワクチン接種されていない海外からの旅行者に、全国のワクチン接種場所で無料でCOVID-19ワクチンを接種するように勧めている。

事実上、コロナ以前に戻った入国規制、でも観光業の苦境は続く

抗原検査を除いて、全ての入国者に対する検疫は解除され、コロナ以前に完全にもどったが、11月15日以来の入国検疫の大幅な規制撤廃をしているカンボジア、タイ以上に入国規制はゆるくしたにも関わらず、想定とは裏腹に海外旅行者は戻ってこない、そこでの苦肉の策とも思える決定である。ワクチン接種を進めても、国内では事実上のコロナ感染放置策である。中国のゼロコロナ政策、そしてロシアのウクライナ侵攻での航空運賃の跳ね上がりと、悪条件が重なり、観光業界のため息が続くような状態である。

掲載写真:イメージ(Khmer Timesが何度も使い回している写真、Khmer Timesの姿勢が透けて見えてくる)

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