ロンファット野生生物保護区でオオヅルの生息数が増加

カンボジア北東部のロンファット野生生物保護区の保護チーム(レンジャー)は16羽のオオヅルを確認した。この目撃情報は、過去5年間に保護地域での生息数の増加が続いていることを示す良い兆候であると発表した。ロンファット地区で今年数えられた16羽のツルは、過去5年間で観察された中で最も多い数である。

保護団体「バードライフ・インターナショナル・カンボジア」は、昨年末から現在にかけて、ロンファット野生動物保護区でオフシーズンの非繁殖オオヅルの個体数調査を完了したという。同バードライフによると、年次野生動物個体数調査が毎年12月から5月まで実施される。

ロンファット地区は季節性の渡りをするオオヅルにとって、非繁殖期と繁殖期の重要な生息地です。

同バードライフによれば、以前は同種のツルは東南アジア全域に広く生息していたという。しかし、ツルの生息地の湿地帯の喪失が激しく、個体数は急速に減少している。また、オオヅルは狩猟や採卵によって脅かされている。オオヅルは現在、国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種のレッドリストで「絶滅危惧種」(VU)に指定されている。

ロンファット野生生物保護区ラタナキリ州、モンドルキリ州、クラチェ州にまたがるルンファット野生動物保護区です。

掲載写真:Khmer Times

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