タイの国防副大臣は、南部国境沿いの兵士に、移民が不法に国に侵入し、より多くのCovid-19ウイルスをタイ王国に持ち込むのを防ぐためにパトロールを強化するように命じた。
また、この指令は国防省報道官によると、プラユット首相と国防相が、カンボジア、ミャンマー、マレーシアとの国境を綿密に監視し、Covid-19ウイルスを封じ込めるのを支援するよう求めた後のものだという。
しかし、カンボジアは、マレーシアとは異なり、この軍隊の動きの影響を受けることはほとんどないという。
一方、第4陸軍地域司令官のLt Gen Kriangkrai Srirakは、ラマダンの聖なる月の終わりの後に国に戻ると予想されるタイのイスラム教徒の流入について警告した。多くの人が検疫の要件を回避するために国境を越えてこっそりと試みることができると述べた。
国防省の同報道官は、タイ王国陸軍の司令官が、国境沿いの追加のパトロールと一般的な治安改善のために部隊を強化することを承認したと述べた。国境沿いに駐在しているすべての職員は、保護のためにすでに予防接種を受けているという。ラマダンが終わった後、数千人のタイのイスラム教徒がマレーシアから不法に帰国しようとする可能性があると警戒を強めている。マレーシアで蔓延しているウイルス変異の中には、危険な南アフリカの亜種(変異種)がある。
なお、マレーシアの労働省によると、コロナ感染のパンデミックが発生する前に、約38,500人のタイ国民がマレーシアで働いていたという。
*掲載写真:タイ国境を不法に侵入したとして拘束されたカンボジア人