モンドリキリ自然保護区 ガウル(野牛)の家族の群れを確認
モンドリキリ

カンボジア環境省の研究者たちは、カンボジアのさまざまな野生生物保護区に設置された自動撮影カメラを通じて、多数の成体のガウルとその子どもたちを確認した。

学名Bosgaurusで知られるガウル(インド野牛)は、南アジアと東南アジアが原産であり、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに危惧種であると記載されている。その生息数は世界中で徐々に減少している。

同省は、カンボジアに存在するガウルの数に関する正確な情報はないと述べた。また、同省は、世界中のガウルの数が過去10年間で80%以上減少した、つまり20世紀半ばから90%減少したと述べたという危惧を伝えている。

昨年から今年の2年間、野生動物に関する報道数が増えた。野生動物にとってはコロナ禍が幸いしていることをものがったいる。カンボジアの野生動物にとって最大の危機は住民の森林地帯の開発と密猟で未だに絶えた訳じゃない。コロナ禍がその勢いを抑えたに過ぎない。

世界には15,000から35,000の数のガウルがいると推定されており、その中には成人のガウルが6,000から21,000を占めているという。それらは、ブータン、インド、カンボジア、ロア、ミャンマー、ネパール、タイ、ベトナムで生息しているが、既にスリランカとバングラデシュでは絶滅したという。

今回カメラを通じてガウルの生息が確認されたモンドルキリ州野生生物保護区は、1990年代後半に最も多くのガウルが生息していたことが知られていたが、生息数は500から1,000の間と推定されており、その後その数は減少している。野生動物にとって依然、最大の敵は人間たちであることを物語っている。

Wikipediaより。

 

*ガウル(家畜種Bos frontalis、野生種Bos gaurus)は、哺乳綱偶蹄目(鯨偶蹄目とする説もあり)ウシ科ウシ属に分類される偶蹄類で別名インドヤギュウとも呼ばれる。ーWikipediaの記述よりー

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