足を骨折して川に巻き込まれたゾウを当局が救出し、ハッピーエンドで終わった。
この事故は、モンドルキリ州コネク地区にあるプノンプリチ野生動物保護区で起きた。
モンドルキリ州知事トン・サブン氏は5月3日朝、「クラク川の池に閉じ込められたゾウを発見し、環境専門家、公園レンジャー、WWF(国営の野生生物保護機関)、ロイヤルグループ、地区当局が協力して泥にはまったゾウを引き上げた」と語った。同州知事によれば、「ゾウが沼から引きずり出された後、当局がゾウが左足を骨折しているのを発見し、現在治療を受けている」と述べた。
専門家らは、ゾウは数日前にケオ・セイマ地域から姿を消した可能性があると推測している。
こうした野生ゾウの救出は、隣国タイではよく話題になるが、カンボジアでの救出は稀な出来事である。例えば、カンボジアの希少な野生動物である河イルカ(淡水生のイラワジ・イルカ)の激減は住民の捕獲や内戦時代の遊び半分の銃の目標であったという。そして生息環境の河川汚染が続く。それだけ、長く野生動物は迫害されてきたのです。
掲載写真:WWF(国営の野生生物保護期間)