ベトナム国境警備隊がカンボジアの人身売買から同胞2人を救出

ベトナム・メコンデルタのキエンザン省の国境警備隊は金曜日、強制労働のためにカンボジアに売られたベトナム人2人をカンボジアのカジノから救出した。ベトナム軍は同日、人身売買詐欺の被害者2人の入国に必要なすべての手続きを完了した。

救出されたのは、イェンバイ出身のホアン・ディン・トゥオンさん(25)とハノイ出身のグエン・マン・トゥアンさん(20)であると特定されている。

トゥオンさんの兄であるホアン・ディン・ドイさんドイは、カンボジアのカジノから兄弟を解放するため、同州の国境警備隊に協力を求めた。

ドイさんは、ソーシャルネットワーク上でトゥオンさんの知り合いだったロック・タイ・ソンさんからカンボジアへの仕事を紹介されたと語った。

カンボジアに向けて家を出てから2か月後、先週金曜日、トゥオンさんは兄に電話して、騙され、人身売買業者が身代金6,000万ドン(2,440米ドル)を要求したことをドイさんに伝えた。

事件の通報を受けて、ハティエン国際国境ゲートの警備隊は直ちにカンボジア政府機関と協力して労働力人身売買組織を調査した。調査の結果、トゥオン容疑者は国境ゲートから2キロ離れたクンホム・カジノに拘束されていたことが判明した。その後、彼と彼の仲間のトゥアンは施設から救出されました。

なお、9月28日にもカンボジアの中国企業への人身売買で密入国したベトナム人8人がをカンボジア当局が救出したが、人身売買組織の首謀者や幹部は未だ捕まっていない。

こうしたカンボジアに向かう人身売買事件の被害者救出はここ数年で何百人に上っているが、そうした人身売買の受け入れ先であるカンボジアの中国企業やカジノがカンボジア当局によって何等かの処罰を受けたという情報は入っていない。

掲載写真:ベトナムメディア:トゥオイ トレ(「青年」の意味)

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