フン・セン首相は16日(金)、ベトナムで致命的な襲撃を受けた山岳民族がベトナムからカンボジアに逃亡するのを防ぐため、警戒を強化するよう当局に命じている。
「ベトナムで反政府勢力とみなされている山岳民族は過去に全員カンボジアを出国しているが、もしこのグループの誰かが国境を越えようとした場合、彼らは拘束されベトナムに送り返されるだろう」と首相は述べた。
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同首相は、「カンボジアで活動する市民社会団体に対し、最近のベトナム政府関係者や人々への襲撃殺害に関与した山岳民族(ベトナム・カンボジア国境付近の高地帯に散在する少数民族)と関係を持たないよう警告した。カンボジアの組織が反政府勢力を支援する場合、政府はそれを解散させる」と強い口調で強調し、全軍に警戒を高めるよう指示を出している。
特にカンボジア当局は、ベトナムでの庁舎襲撃事件を受け、すでにモンドルキリ州とラタナキリ州のベトナム国境沿いの警備を強化している。
国家警察長官:ネス・サボウン氏は18日(日)、「カンボジア当局は、ベトナムのダクラク州に隣接するモンドルキリ州とラタナキリ州の国境沿いの警備を強化し続けている」と述べた。
掲載写真:Khmer Times