ベトナムがカンボジアの最大のASEAN貿易相手国に、主要輸出品は農産物

2023年最初の5ヶ月間でベトナムは、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の中でカンボジアの最大の貿易相手国となり、同期間の二国間貿易はカンボジアとASEAN加盟国との貿易で50%近くを占めた。5か月間での両国間の貿易額は28億ドルを超え、前年比3%近く増加した。

カンボジア商務省によると、カンボジアはベトナムに13億ドル相当の商品を輸出し、ベトナムから総額15億ドル以上の商品を輸入した。2国間貿易では、カンボジアは輸入超過となっている。貿易に関して、ベトナムはASEAN最大相手国であるだけでなく、同期間中、カンボジアの全貿易相手国中、中国、米国に次いで第3位にランクされている

カンボジアのベトナムへの輸出の伸びは、主に農作物の出荷量の増加によって牽引されており、主な輸出品には、米、ゴム、カシューナッツ、キャッサバ、トウモロコシ、バナナ、マンゴー、タバコ、天然資源などがあります。

一方、カンボジアのベトナムからの主な輸入品には、建設資材、機械、燃料、電気・電子機器、肥料、調味料、野菜、果物が含まれると報じた。

両国間の貿易額は近年増加し続けており、2010年から2015年には年平均18.5%、2015年から2020年には21%以上増加しました。また、新型コロナウイルス感染症のパンデミックのさなかでも、ベトナムはカンボジアのトップ3の貿易相手国でもあり、二国間貿易は2020年から79%以上急増し、2021年には95億4000万ドルとなった。2022年の数字は105億7000万ドルで、前年比11%近く増加している。

両国間の貿易品目を見るに、カンボジアの主要輸出品のほとんどが農産物であり、典型的な低開発国の輸出型であるのに対し、ベトナムは開発中進国の経済段階にあることが解る。

掲載写真:イメージ 商務省

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