ベトナムのホーチミン市人民裁判所は2024年12月37日、カンボジアからベトナムへの麻薬密輸・密売の罪でベトナムの麻薬組織のボスとその部下26人に死刑判決を言い渡した。
この事件は、過去10年間でベトナムで死刑判決を受けた人の数としては最多となった。
ベトナムメディア(Vietnam xpress)によると、35人のメンバーからなるこの犯罪組織が2018年3月から2022年11月の間にカンボジアからベトナムに626キロの麻薬を密輸したと報じている。
この組織の首謀者でありリーダーでもあるヴー・ホアン・オアン(別名オアン・ハ)容疑者(67歳)は、違法薬物密売の罪で有罪となり、2億ドン(7,855米ドル)の罰金を科せられた。ボスと部下26人が違法薬物の密売、輸送、保管の罪で死刑判決を受けた。
ネットワークの他の6人のメンバーは終身刑を言い渡され、他の2人は懲役20年の刑を言い渡された。
彼らには、数百億ドンに上る不正利益のすべてを国家予算に返還することが求められている。(10億ドン=39,300米ドル)
ベトナムは死刑が最高刑で、特に麻薬犯罪には厳しい刑が課せらている。
掲載写真:ホーチミン市人民裁判所 Vietnam xpress