プラック・ソコン副首相は、ASEAN特使として初めてミャンマーを訪問

カンボジア外務国際協力大臣でもあるプラク・ソコン副首相は今朝、ASEAN議長国特使として初めてミャンマーを公式訪問する。

訪問は3月21日から23日までの3日間続き、ミャンマーの軍のトップであるミン・アウン・ランに続いて、軍政権の国家行政評議会の招待を受けてているという。

同外務大臣には、Cham Prasidh上級相、産業科学技術革新大臣、政府高官、ASEAN事務局およびAHAセンターのスタッフが同行、外務省の声明によると、これは、暴力の終焉とすべての当事者による最大限の抑制につながる好ましい状態を作り出すことを目的とした、ミャンマーへのASAEAN特別使節としての最初の訪問となる。

外務省・報道官:Chum Sounryは、政治的対話と協議を促進することを目的とした3月21〜23日の旅行で外相が誰に会うかを言うのは適切な時期ではない、と説明を避けた。

同省は、今回の訪問は、ASEAN 5点協定の基本文書、2022年1月7日から8日までのフンセン首相のミャンマー訪問の結果、フン首相間の協議の結果に基づくと主張している。

というのが政府系のKhmer Timesの報道だが、上記のフンセン首相のミャンマー訪問はASEANの意思とは関係なく、その後ASEAN内から批判がでて、異例にもASEAN外相会議は延期せざるを得なかった。今回の訪問は、延期されて2月に開かれたASEAN外相会議で話し合われたもので同外相のミャンマー訪問はASEANの意向を無視したスタンドプレー的な外交は許されない。外務省のプレスリリースでは、軍の非合法政権との会談のみが明らかにされているが、ASEANで合意されたのは非合法の軍の政権と軍に強奪された前政権との話し合いを促すことである。敢えてカンボジア外務省は意図的にこの点に触れないようにしている。

掲載写真:ソコン外務大臣 画像:Khmer Times

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