プノンペン都 公務員、高齢者に第3回目のワクチン接種へ

特定の人々を対象に第3回目のブースターショットキャンペーン

ㇷ゚ノンペン都管理局は9月6日、特定の人々に3回目となるアストラゼネカワクチン接種キャンペーンを発表した。対象者はプノンペンの指導者、公務員、および管理局のスタッフ、地区当局、サンカット当局、および部門と専門家ユニットのためにアストラゼネカのブースターショット(同一人物に3度目の接種)を開始した。

カンボジア政府は年末までに生活を正常に戻すことを目指しているため、公務員とその配偶者は大規模なキャンペーンでワクチン接種を受けた。60歳以上の人も3回目の接種を促されている。

インド変異種デルタ株症例が全国で確認されプノンペン都がその大部分を占めているにため、すでに1回目と2回目の投与を受けたほとんどの人がアストラゼネカのブースターショットを取得させることを目指しています。

既に外国人枠ワクチン接種の第2回キャンペーンはプノンペン都では明日8日に期限を迎える。いずれ、在カンボジア外国人枠の3度目となるワクチン接種のキャンペーンが始まるだろうだが、来年にずれ込むであろう。(下記の詳述)

カンボジアのワクチン接種は停滞気味

最新の統計によると、政府は予防接種キャンペーンで信じられないほどの進歩を遂げました。対象となる1,000万人のワクチン接種を受けた成人の95%以上に到達しました」と政府系広報の役割を担うKhmer Timesは、同じ紙面やWebサイトでワクチン接種に関する矛盾する記事を掲載している。

下記のグラフは9月6日付けのKhmer Timesの記事に掲載されたもので、2回目完了者がわずかに14%で、同グラフが全人口としても上記の記事とは大きく矛盾する結果で、同紙サイトもまた「ワクチン接種」は大きく停滞していると報じている。事実は、感染状況がけして楽観できない状況である。

さらに

と、フンセン首相は8月28日の記事で、本人が直接指揮を執ると述べている。大都市部ではワクチン接種が進められているものの、全国の州レベル、都市以外の農村部ではワクチン接種が大幅に遅れている模様である。それはワクチン量の問題以前の各州での地区、農村の行政能力の欠如によるものではないか、と思われる。それ故に未だ、地方での感染蔓延が収まらず、日々増加を続けている背景ではないか。

掲載写真:イメージ Khmer Times

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