プノンペンでは、公道に設置された非公式の露店約60軒が当局によって撤去された。
3月15日、プノンペンのポー・センチェイ地区チョアム・チャオ3世のアン・ケオ村の違法露店を排除する取り組みは、同区長ワサ・ヴォウン率いるサンカット・チョアム・チャオIIIの統一司令部によって主導された。
この動きは、当局が出店者に対し建物の解体を繰り返し要求していたが、無視されてきたことを受けて行われたが、露天屋台の人々は一部抗議行動を起こした。
「当局は、屋台が交通渋滞や汚染を引き起こし、地域の美しさを損なっている」とその公権使用による撤去を理由としている。
当局の公権力は違法屋台の撤去で一見公正のように見えるが、露天屋台の経営者からすれば、従来、地区警察の警察官が毎晩、違法な所場代を徴収していたではないか、それを今更違法だから撤去せよとは、という想いがある。それなりの保障があってしかるべき、というのが抗議行動の理由であろう。
掲載写真:Khmer Times