5月7日の夕方、プノンペンのラッシーケオ地区の国道5号線沿いの大火で18軒の家が焼失し、41家族が焼け出されたという。
地元メディアは、同地区村2、グループ4、Chrang Chamres自治区の住民に取材すると、火災の原因は電気配線の誤りで、漏電が原因であると多くの住民が述べている。漏電を原因とする火災発生はプノンペンの火災の最大原因である。素人レベルの者が電柱に上り、家屋に電線を引いている姿を見るが、もちろん当局の監督はなく電気技師自体が資格がない、日本のように試験による資格があるのかどうかだが、あっても無くても問題にならないのが、カンボジアである。高層マンションでさえ、見かけだけで電気配線レベルは素人である。試みに道路の電柱を見れば、各戸への配線はたこ足どころかマングローブの気根状態であり、いつ漏電で配電盤から発火し電柱が燃え盛るか、あっても不思議じゃないのが首都の姿である。ことに同意しました。今回の火事は、火元の家の所有者が外出中の間に、漏電から火事が発生したという。
火災原因は留守宅の漏電、政府・自治体に責任の一端はある
Khmer Timesの取材によれば、魚の売り手であるSaoh SariHvasさん(43歳)は、火災により41家族が住んでいた18軒の家が破壊されたと語った。「火の夜は風がなく穏やかでしたが、火は建物を非常に速く引き裂きました」と彼女は述べている。彼女は、家族が冷蔵庫、洗濯機、トゥクトゥク、家族の本、土地の証明書を紛失したという。「家を建て直しますが、どこでお金を稼ぐのかわかりません」と彼女は嘆いた。
またメアリー・ユムさん(56歳)は、病気の夫と2人の孤児の孫と一緒に暮らしており、火事で彼女は困難な状況に置かれた。
「私はお金を稼ぐために働くことができません、そして私は私の親戚に責任があります。ですから、彼らを支えて働くのは私だけです。私には2つか3つの仕事がありましたが、彼らは定期的ではありませんでした。時々私は魚のクリーナーとして働き、衣服を洗い、マッサージをします。火事の後、ご飯や即席めんなどの食べ物を寄贈されました」と語った。
コーヒーショップで働くKriyaVannyTaさん(21歳)は、次のように述べています。「私が今着ている服は近所の人のものです。その夜、私は幸運でした。毎晩、母と弟が仕事に行くとき、彼らはいつも外からドアをロックしていましたが、その夜はロックしませんでした」と彼女は述べた。
先ずは、火災の原因が漏電であるならば、政府・地方自治体に責任がある。素人配線の根絶、労働者の教育施設、講習制度、免許制度、最低自動車免許制度のような制度、法整備の早急な対策作りに着手すべきである。これはこと人命に係ることである。また都市景観の美化としても、早急に電柱マングローブ状態の解消に努めるべきである。
掲載写真:大火となった火事。画像:Khmer Times