カンボジアでは、コロナ禍で列車の旅がほぼ停止したが、若い人たちは流行に敏感でプノンペン中央駅の「トレインカフェ」に改造された停車中の列車に乗って楽しむことができると、人気を集めている。
昨年、新空港鉄道が止まり、唯一のシアヌークビル~プノンペン間の旅客列車も3月から停止されたままである。鉄道はあっても運行されていないままということになる。
そんな中、プノンペン駅に登場した「トレイン カフェ」は、冷たい飲み物を楽しみながら自撮りもできるとあって、新しもの好きのインスタグラマーや Facebook ユーザーが集まってくる。プノンペン都での封鎖や規制解除後、外出を謳歌する若者たちの集まる格好のインスタ映えのカフェとなして新名所となっている。
カンボジア王立鉄道・旅客業務マネージャー:サック・バニー氏は、この車両は、古い粘着性のある座席を取り除いて快適な椅子に交換するなど、わずかな変更を加えるだけで済んだという。
「会社にいくらかの収入をもたらし、パンデミックの際にスタッフが仕事をするのを助けるために、客車を電車のカフェに変えるというアイデアがありました」と彼女は言いました。
「本来の姿が失われないように、あまり手を加えていないんですが… お客さんが来ると、まるで電車に乗っているような気分になれるんです」と語っている。
*掲載写真:改装後のプノンペン中央駅