プノンペン 偽ドル紙幣使用でベトナム人男性を逮捕
偽ドルといえば、最近のカンボジアでは珍しい事件である。元来、偽ドルが東南アジアで最も早く流通したのがカンボジアであり、その発祥は北朝鮮と言われていた。現に1990年代、偽ドル使用で日本赤軍派に合流した「よど号事件」容疑者が偽ドル使用で捕まったのもここカンボジアである。現在なお買い物で高額ドル札を使用すると、店員さんがかならずチェックするのも、かつてはそれほどに偽ドルが出回っていたからである。東南アジアでは、都心部に北朝鮮大使館が位置するカンボジアである。
このほどプノンペンで偽米ドルを使って携帯電話を購入しようとした男が逮捕された。この男は、6月23日午後8時、ラッシー・ケオ地区トゥール・サンケ1区の国道5号線、プサー・タッチ・ビレッジの地点で、ラッシー・ケオ地区警察によって逮捕された。

防犯カメラに写った偽ドル使用者のベトナム人 Khmer Times

同警察は、偽ドル使用の容疑者をプノンペン都ラッシー・ケオ区トゥール・サンケ1区プサー・タッチ・ビレッジ、国道5号線沿いに住むリー・チャン・ユー(39歳、ベトナム人)と特定している。
また同警察は、容疑者の男から、携帯電話店で使用していた偽50ドル紙幣を多数押収したという。
今後、容疑者は法的手続き後、プノンペン都裁判所に送致される予定とのことである。
掲載写真:Khme Times
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