実際にワクチン接種が始まってみないと、予定は期待表明の段階である
フンセン首相は23日朝、公共事業省とテコセン公共事業運輸研究所の新しいオフィスビルの発足時に「カンボジア人向けの新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチンを入手する予定であるが、4月半ばのクメール正月までに約50万人が接種されると予想している」と述べた。
同首相は、「先ずは中国のシノファームワクチンの30万回分が2月にカンボジアに到着する」と述べ、「ワクチンを接種する意思のある人の数を調べるために保健省に調査を実施するよう要請した。」という。「中国は60万回分のワクチンをカンボジアに送ること約束し、クメール正月の前に50万人のカンボジア人にワクチンを接種してもらいたい」とも述べていた。
中国、インド、韓国に期待しているが
フンセン氏はまた、インドのナレンドラ・モディ首相に、インド製のコバキシンとコバシールドのワクチンをカンボジアに供給することを検討するかどうかを尋ねる手紙を送り、また韓国からのワクチンを要求し、アジア開発銀行から提供された資金で英国からオックスフォード-アストラゼネカワクチンを購入することなどを検討している。同首相が語ったことは、あくまで予想であり、日本ですら、ワクチン接種は2月末から始めるといいながら、国民分のワクチンを実際に確保しているわけではないので、依然予定は未定という状況である。
*掲載写真:カンボジア地元メディアより。