
バンテアイ・ミアンチェイ州政府は、タイ軍が国境沿いに侵入したカンボジア側が主張している地域からの生放送を禁止すると発表した。
こうした活動が紛争の緊張の解決に向けた取り組みを複雑化させているとの懸念を理由に挙げている。
当局は26日発表した声明で、この制限は特に同州のオクロフ区オベイチョン自治区のチョクチェイ村とプレイチャン村に適用されると述べた。
この決定は、国境問題に対する怒りを表明する生放送を行った個人による事件を受けてのもので、当局は「問題の解決をさらに困難にしている」と述べた。
政権は、国防省の放送が誤って伝えられた具体的な事例を指摘した。「国防省は国境沿いの状況は平穏であると報告したが、国民はタイ軍と領土への侵入をめぐって衝突していると投稿した。国民は『誰を信じていいのか分からない』状態だ」と声明は述べている。
州当局はメディアと国民に対し、理解を示すよう求めた。「したがって、メディアと国民の皆様には、情報を入手し、寛大なご理解を賜りますようお願い申し上げます」と声明は締めくくられている。
掲載写真:バンテアイ・ミエンチェイ州政府

