プノンペン 病院長(医師)が臓器違法取引で詐欺まがいで逮捕

プノンペン都の総合病院の総院長を務めていた医師が、腎臓や臓器の密売に関与し、被害者18人から約100万ドルをだまし取った容疑で逮捕され、プノンペン裁判所に起訴された。

1月25日付の法廷記録によると、この男性はプノンペンのオベカアム自治区に住む「メトロRLV総合病院」の総院長、ゲス・サムーンであると特定されている。細胞組織および人体臓器の提供移植の管理に関する法律第 22 条は被告を「違法な臓器売買(腎臓移植)」の罪で告発し、刑法第 377 条と第 378 条は被告を「詐欺」の罪で起訴されている。有罪となれば、被告は7年から15年の懲役刑を受ける可能性がある。

内務省の人身売買対策局:副局長ケオ・テア氏は、オベカム自治区のメトロRLV総合病院が違法な臓器・腎臓の密売や詐欺商法に関与していると被害者数人が告発されたと述べている。被害者の告訴状は、昨年10月16日に内務省の少年保護・反人身売買局の警察に受理された。

被害者らによると、「腎臓移植のためインドに行く費用として、すでに最低5万ドルをサムーンさんに支払った」という。しかし、「彼らはまだインドを訪れておらず、腎臓移植も受けていない」と告訴状に記載されている。

同副局長によると、内務省の人身売買対策・青少年保護局長ソエム・ファノム少将が警察の専門家と捜査官からなるチームを率いて被害者の告訴を調査した。

同氏は、サムーン被告はその後、プノンペン都裁判所が発行した逮捕状に従い、1月21日にモンドルキリ県ケオセイマ地区で拘留されたと述べた。

事件捜査後の警察の報告書によると、被害者18人が腎疾患を患っていることが確認され、センソク地区のメトロRLV総合病院で治療を受けた。

この事件に関連して、保健省は1月17日、「メトロRLV総合病院」のすべての業務を停止する命令を出した。

掲載写真:逮捕・起訴された病院長 Khmer Timeが掲載

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