デング熱流行、今年の6か月間で4,600人超の症例、死者10人を記録

今年の6か月間でカンボジアでは4,600人以上のデング熱患者が記録された。前年の同期と比べてその数は大幅に増加している。

国家デング熱対策プログラム(NDCP)のレアン・リテア所長は昨日、1月から6月までにデング熱の感染者が4,668人、死亡者が10人だったと発表した。カンボジアを含む亜熱帯地域の雨季や夏に流行する蚊がウイルスを媒介する病気だが、そうした病気が毎年のように起こるにも関わらず、死者が10人も出ている怖い病気です。特に当地では「子ども病気」と言われるほどですから、子どもが急激に高熱を発した場合、早めに病院で診断を受けることをお勧めします。

今年のデング熱発症例は、昨年の上半期のデング熱感染者数2,869人、死者数が7人であったのに比べ、感染者数は1,799人、死者は+3人の増加となっている。

同氏は、プノンペンとカンダル州、トゥブンクムム州、バンテアイメンチェイ州、シェムリアップ州がデング熱症例数の最多を記録したと指摘した。

また、レアン・リテア所長は、「今年と今後 2 年間は、地域社会における注意深い当局の保護の低下により、カンボジアでのデング熱症例が増加すると予測されています。私たちは、デング熱が 5 年ごとに増加するサイクルを観察してきました」と警戒を呼び掛けている。

掲載写真:Khmer Times

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