タイ海軍 ボートで武器を持った密輸カンボジア人男性を逮捕

カンボジア国防部は、タイとの陸・海を含む国境沿いでの武器・弾薬の密輸阻止に向けた取り組みを強化している。これはミャンマー内戦で武器需要が高まっていることに関係しているようだ。

同省報道官:マオ・パラ少将は、カンボジア軍とタイ軍はこれまでのところ、あらゆる国境を越えた犯罪、特に武器や弾薬の密輸、国境沿いの人身売買や麻薬密売を防止し取り締まるためによく協力していると述べた

バンコク・ポスト紙によると、ライフル銃10丁、AK-47弾薬約1,500発、9日(金)未明にトラート県沖のボートに乗っていたカンボジア人男性が逮捕されたと報じた。

9日午前3時40分、クロンヤイ地区のタンボンハットレック沖で海軍のパトロール隊が海上でボートを発見した。警官らは捜索のため停止するよう合図した。乗っていたのは20歳のカンボジア人男性で、名前はラエンということだけが判明した。

捜索の結果、ボート上に粘着テープでしっかりと巻き付けられた段ボール箱2個が見つかった。トラート海軍部隊によると捜査官らが箱を開けると中に銃器と弾薬が入っていたと述べた。

押収されたのは、M16 A1アサルトライフル2丁、AK-47ライフル8丁、M16 A1ライフル用マガジン2個、AK-47ライフル用マガジン45個、2箱に入ったAK-47弾薬1,440発、現金1,000バーツ(約21.8ドル)、3,500バーツ。カンボジアのリエル、携帯電話、メタンフェタミン、麻薬器具などだという。

ラエン氏は取り調べのために拘留され、隣接するココン州のカンボジア当局者はタイ側の当局者らとともに取り調べに参加するよう求められた。

掲載写真:バンコク・ポスト紙

おすすめの記事