12月18日(月)、タイのサケーオ県の国境検問所付近で救助されたタイ人9人は、オンライン詐欺のマフィア組織から逃げるためにカンボジア国境にある近くのポイペトのカジノに放火したと主張した。
男性8名と女性1名は、アランヤプラテートのバン・クロンルック国境検問所のレンジャーと入国管理官に対し、ポイペトのプリ・カジノで放火し、検問所近くの国境を越えて逃走したと語っている。
*アランヤプラテート:カンボジアのポイペト市と国境を接する街、バンコク行き列車の出発駅がある。
同地域を担当するレンジャー中隊の指揮官マジ・アサウィン・サオトーン氏によると、グループのうち数名は手、足、体にひどい切り傷を負い、体中に打撲傷を負った者もいたという。彼らは治療のためアランヤプラテート地区病院に搬送された。
逃走してきたグループのメンバーは当局に対し、カジノでの仕事を約束された後、こっそり国境を越えたと語った。しかし、その仕事は、建物内で活動しているコールセンターのオンライン詐欺でマフィア組織のために働いていることが判明した、と彼らは述べている。
同グループによると、タイ在住の同胞を騙す詐欺電話を拒否した者らを殴るか殺害すると脅したという。彼らはまた、タイ人被害者がマフィアメンバーに射殺されるのを目撃したと主張した。
同アサウィン氏は、同団体は、約200人のタイ人がカジノの建物に拘束されていると報告したと述べ、同団体は逃走計画の一環として建物に放火したと述べ、そのうち11人が逃走したが、2人が再逮捕されたと付け加えた。
タイ当局は、ポイペトの当局にカジノの建物を確認するよう依頼したと発表した。
掲載写真:Khmer Times