パタヤ警察は児童搾取と人身売買に対して断固たる措置を講じており、路上でキャンディーを売ったり物乞いをする子どもたちの実態を憂慮し、取り締まりを強化している。
このほど、6月10日にタイ警察はパタヤのバンラムン地区ノンプルー区73番村の賃貸部屋を捜索し、8歳と7歳の女児2名、1歳の男児という3人の子供を連れた女性を発見した。女性は、カンボジア国籍:チャン・ディ(33)という者で、パタヤ地域に入国するために3,300バーツを支払い、国境ルートを通って密入国したと述べた。
彼女は、子供たちにパタヤの外国人観光客にキャンディーを売らせ、お金を稼いでいると語った。子供たちは1日約800~1000バーツを稼いでおり、それを牛乳、小児用医薬品、必需品の購入、そしていくつかの物品の発送に使っていると語った。
警察はまた、パタヤ中心部でチャン・ディの夫:パイサン(31)を逮捕、彼は3人の子供の父親である。
チャン・ディとパイ・サンはいずれも、子供たちに物乞いをしたり、違法な利益を求めて路上を徘徊するなどの児童労働を強制、脅迫、誘惑、または許可した罪で起訴されている。さらに、彼らは不法入国、入管法違反、他人からの金銭や財産の不法な勧誘の罪でも起訴されている。
バンコクの街の歩道橋などで出くわす物乞いだが、実に多くのカンボジア人がいるのに驚く。こうした人々の多くは、物乞いカンボジア人の出稼ぎ密入国者たちである。
掲載写真:タイ地元メディア:タイメールより