児童保護ユニット(CPU)は、プノンペンでの児童性的虐待に関する2か月の捜査の後、3人の子供が救出され、スイス国籍の人物が逮捕されたと発表した。
タスクフォース(FOXTROT23)は、児童性的虐待および児童ポルノ製造の疑惑を調査するために、内務省、プノンペン警察本部、人身売買対策および少年保護警察本部、児童保護ユニット(CPU)と共同で設立された組織です。
児童保護ユニット(CPU)のジェームズ・マッケイブ所長は、「9月26日から28日にかけて捜査官らが数か所で捜索令状を執行し、携帯電話、カメラ、ノートパソコン、産業用フィルムライト、潤滑剤、運動能力向上薬など大量の証拠を発見した」と述べた。
「証拠は極めて不穏なものであり、児童ポルノの撮影と制作に個人が関与していたことを示唆している。児童ポルノの制作と配布は忌まわしい犯罪であり、世界的にも地域的にも影響を及ぼす」、「10年間で、カンボジア中央警察がこのようなプロフェッショナルな体制に遭遇したのは初めてです。このような犯罪を阻止し、子供たちを救出するために決断力を持って行動したカンボジア国家警察の功績は称賛に値します。この捜査に尽力したサル・テット警察長官、捜査の指導と指揮をしてくれたチ・ポリ国家副警察長官、プノンペンのチョン・ナリン警察長官に感謝したいと思います」とマッケイブ氏は述べている。
犯罪の範囲を明らかにするために家宅捜査が続けられている。
なお、この事件ではスイス連邦警察も特別捜査班に加わり捜査に協力している。
2013年に設立されたCPUは、カンボジアと東南アジアにおける児童に対するあらゆる重大犯罪を捜査し、犯罪者を裁くことを目的とした、NGOのカンボジア児童基金(CCF)と国家警察と協力体制にある。
*日本国内でもこの種の性的虐待は多く、痛ましい。性犯罪者の多くはバレても矯正の困難な者が多く、盗癖が精神疾患の一種であるように再犯の可能性が高い。
掲載写真:スイス人容疑者宅の家宅捜査 CPUの提供